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確定拠出はいったいどんな制度なのか
我が国の年金制度は図のように3階建ての構造となっており、1階の国民年金と2階の厚生年金は、国が運営することから、「公的年金」と呼ばれます。確定拠出年金などの3階部分の年金は、運営管理は民間に委ねられてはいますが国が定めた年金制度となります。
従って、完全民間の4階の個人年金よりも1階2階の公的年金に近い性質を持っています
確定拠出年金は、原則60歳まで年金または一時金として受け取ることができないことや加入者が死亡したり、法令で決められた障害の状態になった場合等を除き、原則途中で引き出しができません。
これは公的年金ならば当然です。
国民年金や厚生年金を途中で引き出せない事に疑問を持つ人はほとんどいないでしょう。なぜなら国民年金や厚生年金は老後に受け取るモノとして認識しているからです。確定拠出年金は、民間の個人年金などとは異なり、国が公的年金を補完する目的で作られた制度です。国の制度ですから厚生年金等のように60歳まで引き出せないのは当然と考えられます。
我が国の公的年金は賦課方式です。これは現在の現役世代が払っている年金保険料が現在の年金受給者に支給されるという、言わば、仕送り方式。
少子高齢化の現在、保険料を負担する現役世代が減り、逆に年金給付を受け取る高齢者が多くなっています。これではもう成り立たなくなるでしょう。
そのために将来に向けて個人で積み立て貯蓄することに対し、国が課税負担の優遇を行って支援しようという制度が確定拠出年金です。具体的には運用上の利益はすべて非課税で、受取時も税制優遇されます。掛金は社会保険料の対象外で所得税・住民税の負担も減ります。
確定拠出年金は国の定めた年金制度だからこそ民間の個人年金とは比較にならない優遇を受けられるのです。